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センスは自分でつかみ取るもの

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 12月9日と10日に、認定NPO法人21世紀構想研究会(馬場錬成・理事長)が主催する第18回全国学校給食甲子園のレセプション、調理コンテスト、表彰式が開催されました。

認定NPO法人21世紀構想研究会理事長 馬場錬成

 新型コロナウイルスの落ち着きを受け、4年ぶりに日本全国から12チームが東京に集結しました。1079件の応募の中から勝ち抜き、最後に頂点に立ったのは新潟県妙高市立新井中央小学校の栄養教諭・岡田小野江さんと調理員・坂詰香さんのペアでした。
 

   栄養教諭・岡田小野江(左) 調理員・坂詰香(右)

 馬場先生は東京理科大学専門職大学院時代の恩師であり、その縁で給食甲子園の事務局スタッフとしてお手伝いするようになりました。台湾、中国との交流を始め日々の活動の中で微力ながら「なんでも屋」として動いてきました。その中で最も難しい仕事の一つがカメラマンの役割です。

 レセプションの晴れやかな光景や学校給食を調理する栄養教諭と調理員の瞬間動作を画像として切り取り、結果を発表する表彰式では、感動に包まれた一瞬を記録しなければなりません。撮影される選手や賞状を授与し、講評をコメントする人たちは、生涯に残る記録になるのです。

 写真は限られた面積の中で動く動作を一瞬の画像として残します。その一瞬の記録の中に感動や喜びや嬉しさや口惜しさが伝わっていなければなりません。構図がうまく取れなかったり、会場の雰囲気が出ていなかったり、後で写真を見返すと満足できる作品はほんの少数です。

 写真を通じて感じたことは、センスという言葉でした。写真撮影は単に技術だけでなく、被写体とその背景に横たわっているストーリーを一瞬で感じ取り、目に見えるもの以上のものを捉え、感情や瞬間の空気を伝えることだと分かったのです。

 これをセンスと自分で定義付けました。芸術的な視点で物事を捉え、独自の解釈を加える能力です。これは写真だけではありません。日常生活やビジネスの意思決定にも大きな影響を与える重要な要素なのです。

 読者の皆さんは、それぞれの分野でどのようにセンスを磨いてこられたのか。是非聞いてみたい誘惑に駆られてしまいます。そんなことは簡単ではない。センスとは自分でつかみ取るものとお叱りを受ける気がします。

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