母とWechatを使ってビデオ通話するのが、毎日のルーティンになっている。
特別な会話はない。今日は何をしたのか、夕飯は何を食べたのか――そんな他愛もない話ばかりだ。時間にしてわずか5分ほど。それでも、母が元気にしていることを確認できれば安心する。
実は、昨年こんな出来事があった。
昨年10月、従姉妹の結婚式に参加するため中国に帰った。親戚が集まっているときに、「最近、お母さんがかなり高額な栄養食品を買っているらしい。少し怪しいから確認したほうがいい」と言われた。
以前から母本人からも話は聞いていた。糖尿病を気にしていた母が、ある会社の勧誘を受け、日本円で約120万円もの栄養食品を購入したという。
話を聞くと、その会社の20代前半の女性担当者は、商品を購入する前から毎日母に電話をしていたらしい。体調や糖尿病のことを聞きながら、20〜30分ほど雑談する。購入後も同じように毎日電話を続けていた。
恐らく、私よりも長い時間、母と話していたと思う。
母もまた、その会話を楽しみにしていた。
もちろん、相手の目的がさらに高額な商品を買ってもらうことだということを、母も分かっていたと思う。
この話を聞いたとき、少し反省した。
母が買ったのは、高額な栄養食品ではなかったのかもしれない。毎日、自分の話を聞いてくれる“誰かの声”だったのかもしれない。
とはいえ、営業の彼女のように毎日30分も電話をすることは、やはり難しい。だから今も私は、たった5分だけ母とビデオ通話を続けている。その5分を、これからも大切にしたいと思う。
皆さんは最近、お母さんとどのぐらい話をしただろうか。
今日は母の日。
自分の母へ、そして巣鴨餃子を愛用してくださっている“誰かのお母さん”たちへ。
毎日本当にお疲れさまです。
心から「Happy Mother’s Day」を送りたい。
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