暑かった夏が少しずつ遠ざかり、店頭にさつまいもが並び始めると、「秋が来たな」と感じます。焼きいも、大学いも、天ぷら、煮物……。さつまいもは、ほっくりとした甘さで、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる秋の味覚です。
このさつまいも、昨年と比べると価格は比較的落ち着いており、大きく立派なブランドさつまいもが売られています。スーパーでさつまいもの陳列をよーくみてください。その売り場の脇に大きさがそろっていないものや、小さなさつまいもがあるから探してみてください。私は、この「小さくて不揃い」なさつまいもを買う事をお勧めします。理由は ①切りやすい; ②お財布にも優しい; ③使い切り可能 だからです。
例えば、大きなさつまいもは「今日は半分だけ使おう」となりがちですが、小さいものなら一個をそのまま使い切ることができますよね。
さつまいもは、甘くておいしいだけではありません。食品成分データベースによると、皮つきのさつまいも100gには、食物繊維が2.8g、カリウムが380mg、ビタミンCが25mg含まれています。ビタミンCは加熱による損失が比較的小さいことも特徴です。食物繊維はおなかの調子を整える食生活にも役立ちます。
今年の秋は、「大きくて立派なもの」だけを選ぶのではなく、小さくて不揃いなさつまいもにも注目してみませんか。手頃で使いやすいさつまいもを上手に食卓に取り入れて、秋の味覚を楽しみましょう。
※焼きいもを食べると喉につまるような体感をしたことがありませんか。そんな方にお勧めするのど越しがよくなるさつまいも料理をご紹介いたします。
「さつまいもと切昆布のうま煮」
さつまいもの甘みと昆布のうま味で、ほっとする秋の副菜です。
スーパーで売られている細切り昆布は安価で使い勝手がいい食材です。
材料(2~3人分)
・さつまいも……200g
・細切り昆布……1パック
・だし汁……200ml
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……大さじ1
・砂糖……小さじ1
作り方
① さつまいもはよく洗い、皮つきのまま食べやすい大きさに切る。水にさらして水気を切る。
② 細切り昆布は、食べやすい長さに切る。
③ 鍋にだし汁、さつまいも、切昆布を入れて火にかける。
④ 煮立ったら調味料を加え、落としぶたをして、さつまいもがやわらかくなるまで煮る。
⑤ 火を止めて少し置き、味をなじませる。
栄養ポイント
さつまいもの食物繊維と、昆布のうま味を組み合わせた、秋らしい副菜です。さつまいもの皮には食物繊維なども含まれるため、よく洗って皮ごと使いましょう。