誰もが食べたことのあるインゲン豆、この“インゲン”という野菜名は、実は昔々実在した中国の僧侶の名前だということ、皆さんご存知でしょうか?
先週土曜日、21世紀構想研究会創設25周年記念シンポジウムに事務局メンバーとして参加してきました。その打ち上げで、私が毎週配信しているコラムが話題になりました。そして、そのコラムのネタについて、参加メンバーが色々とアイディアを出してくれました。ネタ候補の中で、中国と日本の歴史や文化の違いを紹介するというものがあったのですが、その話をしている時、馬場先生に「インゲンという野菜名は、中国の僧侶の名前だったことを知っている?」と聞かれました。全然知りませんでした(笑)。
21世紀構想研究会事務局の男性陣でプチ打ち上げ
今から370年前、日本の江戸時代(1654年)に、隠元禅師(1592年-1673年)は中国福建省から長崎に渡航しました。その後、日本三禅宗のひとつである「黄檗(おうばく)宗」を開き、京都府宇治市において黄檗山萬福寺を創建、今では日本文化の一部となっている「黄檗文化」を広めました。その「黄檗文化」というのが、煎茶やインゲン豆などの食文化から、明朝体や原稿用紙に至るまで、現代日本に幅広く浸透して身近に感じるものがとても多いのです。ここでお気づきでしょうか?そう、インゲン豆の名前は「隠元禅師」の「隠元」からきたのです。
中国では地域によって名前が異なりますが、私は知っているインゲン豆の中国名は「豆角」「四季豆」の二つです。私が小さかった頃、お婆ちゃんが自家農園で豆角を栽培していました。夏休みに遊びに行くと、お婆ちゃんが豆角、じゃがいも、スペアリブの醤油煮(中国語:排骨炖豆角)を作ってくれました。とても美味しくてご飯が進み、何杯もお代わりしました。この「排骨炖豆角」の作り方を知りたい方はお教えしますので、個別にご連絡ください。
<参照URL>
・http://www.qsr.mlit.go.jp/suishin/story2019/04_1.html
・https://sencha-note.com/oubakubunka/
・https://baike.baidu.com/item/隐元/8060355?fromtitle=隐元禅师&fromid=8307964&fr=Aladdin
・https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzI5MDA0NzgwNw==&mid=2649942412&idx=1&sn=d418e42998e077452b3ebcc813a1dfb0&chksm=f4239bdcc35412caafccdb274fd65e70eaf27fcb7953018de8bc9c4d6630b3cf0642129fa8e7&scene=27
・https://www.xiaohongshu.com/explore/6277353b000000002103abf7
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