中国語では「随遇而安」という言葉があります。「流れに身を任せる」という意味です。私は流れに身を任せるのが大好きですので、この言葉が大好きです(笑)。
先週金曜日、広島から東京に帰る途中、新大阪を過ぎたあたりで新幹線が止まりました。台風や大雨の影響で、東海道新幹線の運転が見合わせたとのアナウンスがあり、次の駅である京都まで約2時間車内に閉じ込まれました。やっと京都駅に着いて、ネットで情報収集し、今日はもう東京に帰れないと判断したら、下車して京都で一泊することにしました。
ここまできっと皆さんは大変でしたねと思われるかもしれません。しかし、私がそれまで忙しい日々を送っていたので、京都で過ごすこの時間はまさに天からの贈り物と思い、存分にリラックスすることにしました。一人で美味しい餃子や麻婆豆腐の店で食事し、その後久しぶりに映画を観に行きました。Prime Video や Youtube などの媒体で映画を観ることができますが、私にとってやはり映画館で映画を楽しむのが一番です。
「中国飯店 四川」の麻婆豆腐
そこでまさかの再会も果たしました。偶然にも以前勤めていた会社の先輩が京都にいることを知り、しかも近くに宿泊していることわかり、翌日の朝食を一緒にすることにしました。東京にながらなかなか会うことができなかったので、ここで再会できるなんて本当に嬉しいです。二人でちょっとした観光を楽しんだ後、私は前日の窓口で手に入れた12:01発の新幹線チケットを持って東京に戻ろうとしました。
会社先輩と偶然再会
しかし、改札口に入ろうとしたら、駅係員に最初の出発時刻は12:18だと伝えられました。どうするかを尋ねたら、窓口で再度チケットを取得する必要があると言われました。駅係員が指し示す方向を見ると、そこには驚くほどの長蛇の列がありました。1時間半待ってようやく当日16:45発のチケットを手に入れることができました。まだ時間があったので、京都市内の観光を楽しむことにしました。調べてみると、近くには二条城があることがわかりましたので、早速行きました。地下鉄駅を出た瞬間、ここは数年前に両親を連れて観光したことを思い出しました。二条城に入り、両親の姿を思い浮かべながら回りました。懐かしい時間でした。
京都駅の長蛇な列
両親と観光できた二条城
私は人生において計画など必要ないと思っています。実際、計画通りに進む人生など存在しないと考えていますし、私自身も数年後の自分の姿を想像できたらつまらないと感じ、進むべき道を変えることもあります。だからこそ、大切なのは「随遇而安」の心です。流れに身を任せて、行く先で天からの贈り物があれば、ありがたく受け入れましょう。私は今からでも次の「随遇而安」の機会を待っています。
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