栄養顧問のためになる話

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実りの秋、旬のフルーツを楽しもう

 朝夕の風に、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。秋といえば、ぶどう、梨、りんご、柿など、彩り豊かなフルーツが旬を迎える季節です。店頭に並ぶ色とりどりの果物を見ると、「実りの秋」を感じますね。

 今年は、果物によって違いはありますが、前年より価格が下がっているものもあります。 (りんご、みかん、シャインマスカット、梨など9月中旬時点ですが昨年より卸売り価格が下がっているようです)旬を迎えた果物や出荷量が増えているものなど、比較的手に取りやすくなっている果物もあります。家庭で楽しむなら、大きさや形が不揃いなものなども上手に選びながら、旬のおいしさを味わいたいものです。

 果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、私たちの健康を支える栄養素が含まれています。特にカリウムは、体内の余分なナトリウムの排出を助ける働きがあります。また、食物繊維はおなかの調子を整えるのに役立ちます。果物は水分も多く含んでいるため、食事からの水分補給にもつながります。

 では、どのくらい食べればよいのでしょうか。

 国の健康づくり計画「健康日本21(第三次)」では、果物について「1日200g」を目標としています。しかし、実際の日本人の果物摂取量は、この目標にまだ届いていません。

 「200g」と聞くと多く感じるかもしれませんが、りんごなら1個程度、梨なら1個程度、柿なら1~2個程度が目安です。もちろん果物の大きさによって異なります。1日に一度に食べるのではなく、朝食や間食などに分けて取り入れてもよいでしょう。

 私がおすすめしたいのは、朝のフルーツです。

 朝食に果物を加えることで、果物に含まれる水分や糖質、ビタミン、ミネラルなどを手軽に補給できます。忙しい朝には、洗ってそのまま食べられるぶどうや、前日に切っておいた梨やりんごなどがおすすめです。

 ただし、フルーツだけで朝食を済ませるのではなく、ごはんやパンなどの主食、卵や牛乳、ヨーグルトなどのたんぱく質食品と組み合わせることが大切です。「朝食+フルーツ」と考えると、無理なく続けられます。

 「朝のフルーツは金」という言葉がありますが、大切なのは食べる時間だけではありません。旬のものを選び、毎日の食生活の中に上手に取り入れることが健康づくりにつながります。

 実りの秋。旬のフルーツをおいしく楽しみながら、まずは「1日200g」を目標に、朝の食卓に果物を一品加えてみませんか。

 おいしく食べて、実りの秋を健康の秋に。

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