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青春・絆・時間の流れ

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   先日、大学のゼミ同期の集まりがありました。ゼミ長が福岡へ転勤することになり、有志で壮行会を開催しました。こうして皆で集まるのは久しぶりです。

   20年前、マクドナルドでアルバイトをしていたとき、当時のマネージャーが國學院大学の在学生だったことから、先輩に憧れ、私も國學院に進学しました。1年生の時に東海林孝一先生が教えていた簿記の授業が大好きで、2年生からゼミを選ぶ際、迷うことなく東海林ゼミに入りました。そこで素晴らしい仲間と出会い、充実した大学生活を送りました。2008年に大学を卒業してから今も繋がっているのは、当時の留学生仲間と東海林ゼミの仲間だけです。

   私たちは東海林ゼミの14期生でした。ゼミ同期の中で私は一番年上でしたが、最初の頃はなかなか自分の殻を破れず、年下の皆とどのように接すればいいのか戸惑っていました。しかし、同期10人が私を兄のように慕い、ご飯に誘ってくれたり、日本語を教えてくれたりしました。何より、一緒にたくさんの思い出を作り、次第に皆と深い絆を結ぶことができました。

   毎年夏休みには、湯河原の旅館でゼミ合宿を行い、東海林先生が考案したビジネスゲームを一日中プレイするのが恒例でした。今も忘れられない思い出があります。ゲームで会社を倒産させてしまった私と同期の二人が、罰ゲームとして雨の中、飲み物の買い出しに行かされたことです。雨に降られながらも、ビジネスゲームの話題で盛り上がり、旅館に戻った時は皆の笑いが止まりませんでした。頭を使いすぎたあとの冷たいビールは格別でした。

   大学4年生のゼミ合宿は、ちょうど東京理科大学大学院の受験と合格発表とが重なりました。無事合格したことを先生に報告し、すぐに熱海の旅館に向かいました。宴会場に入った瞬間、「史可君、おめでとう!」と書かれた手作りの横断幕が目に飛び込み、同時にゼミ生たちの拍手と祝福の声が響きました。その瞬間、涙があふれ出しました。

   その夜は最後の合宿でもあり、私たちは思い切りはしゃぎました。深夜に海岸へ行き、太平洋の波と戯れ、胴上げをされ、ついには裸になって海に飛び込みました。その瞬間、ようやく自分の殻を破れた気がして、心の底から気持ちが良かったです。可愛い弟や妹のような同期たちに囲まれ、最高に幸せなひとときでした。

   そんな思い出はその後も続きました。やがて皆が社会の一員となり、結婚し、子供を持つようになりました。ついに私に続き、皆も続々と40代に入り、集まったときの話題は仕事、家族、そして子供のことが中心になりました。それでも、40代になった今も、皆の心はどこか、あの大学時代のまま変わらずにいるのです。

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