本日、皆様に報告したいことがある。清緑園の餃子工坊がついに完成した。
昨年のある時期から「そろそろ餃子を作る専用のスペースが欲しいな」と思い始めた。今年の年明け、たまたま見かけた賃貸募集広告を見て内見に出かけ、その場で即決した。「直感的で思い立ったらすぐ行動する」と言われる「おひつじ座」の気性を持っている私を誰も止めることができなかった。
これまでそうざい製造業の営業許可を取得した清緑園で餃子を包み、発送を行なっていた。年々、注文数が増加してきたので、専用スペースでの作業を考えるようになった。ついに夢が実現できたから、嬉しいだろうと思われるかもしれないが、同時に悩みの種が頭をもたげてきた。
家賃や人件費の固定費が増え、新たな設備投資も必要になる。それに見合うだけの売上やキャッシュフローを維持するため、生産量を保持し、販路の拡大を進めていかなければならない。コロナの災害から立ち直った清緑園だが、おひつじ座の気性が新たなチャレンジを突き付けてきた。
もしかして、私はこういう「壁」が好きなのかもしれないと思い始めた。もちろん、何ごとも順風満帆に進むに越したことはない。しかし私はどうやら壁があると燃えるタイプらしい。壁をどう乗り越えるか。それに悩み、考えることが案外楽しかったりする性分なのだろうか。自分でも正直、分からない。
これまでは試行錯誤を繰り返し、多くの課題を何とか乗り越えてここまで来た。だからこれからも、同じ道を歩いていくよりない。壁は乗り越えるためにある。覚悟を決め、新しいステージに立ったからには、「やってよかった」と思える日まで、また一歩ずつ、進んでいこうと思う。
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