先ごろ娘の学校の体育祭を見学しました。中学生たちは活気に満ち、それぞれが所属するチームやクラスのために一生懸命に競技に取り組んでいました。その情熱的な様子を見て、私は青春の素晴らしさを改めて感じました。
特に、「おいで!プリンスプリンセス(借り人競走)」という競技が印象的でした。この競技では、紙プレートに書かれたお題に合うチームメンバーを見つけ、一緒にゴールを目指すというものでした。
その中で、一人の男の子が「好きな人は?」というお題の紙プレートを持ち、一人の女の子を誘い出し、共にゴールを目指しました。彼らは三着に終わりましたが、その後、男の子が手を挙げインタビューを受けて、全校生徒の前でその女の子に向かって「好きです」と告白しました。
すると女の子からOKの返事をもらい、全校の生徒から祝福されました。この瞬間に私は「これこそが青春だ!」と感じました。
皆さんの青春時代に、こんな感動的な瞬間があったでしょうか?
私の青春時代は、このような出来事はもちろん、好きな気持ちを表に出すことすら難しかったです。当時通っていた中国の高校の校則は非常に厳格で、男女が合いあい傘で歩くだけでも退学の危険がありました。昼寝する隣の席の女子生徒に服を貸しただけで、先生に呼び出されて事情を説明させられることもありました。このような状況の中で、好きな女の子に告白するなんて考えることさえできませんでした。
青春は成長、経験、友情、そして恋愛の時期でもあり、その中での特別な瞬間は一生忘れられない思い出として心に残ります。私の青春時代の厳格な校則は、今では笑い話として楽しんでいます。青春時代のほろ苦い思い出は、成長期に刻まれた貴重な記念碑ではないかと思っています。
コメント