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重帰”故里”(日本語:里帰り)

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 先日、娘を連れてかつて勤務していたユニ・チャームへ「里帰り」しました。この訪問は元同僚からの依頼を受けたもので、娘が生理についてインタビューに応じるためのものでした。娘は私の以前の勤務地を訪れることに大興奮し、私も娘を自分の働いていた現場に連れて行けることがとても嬉しく思いました。

 娘が小学校6年生のころから、私は生理についてのオープンな対話を心がけていました。ドラッグストアで一緒に生理用ナプキンを選ぶ時も、さまざまな種類を説明しながら選び方を教えました。ユニ・チャームを離れた今も、生理用ナプキンやオムツの売り場を時折訪れ、商品を手に取って見ています。これらの行動は私にとって自然なことであり、恥ずかしいと感じたことはありません。むしろ、娘にこれらのことを教えられるのは誇りです。

 入社当時、大阪で営業をしていた際に学んだことがあります。インストラクターから、「使用者になりきって製品を使うことで、私たちの製品の弱点が分かり解決できる」と教わりました。この教えに従い、実際に人工経血を使用したナプキンを試したり、大人用オムツでの体験をしました。これらの経験から、製品への深い理解を得ることができました。また、顧客のニーズに寄り添うことの重要性を、肌で感じることができました。

 この経験は、今の商品改善にも影響を与えました。例えば、お客様から調理方法を読むのが不便だというフィードバックを受けた際、他社のパッケージを参考にしながら、調理方法を印刷した新しいパッケージを開発しました。コストが増加することを承知で、顧客ニーズを最優先に考えたのです。

 娘と一緒に「里帰り」したことから、初心に戻ることの重要性を改めて感じました。

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