先週、4日間かけて清緑園の客席と厨房の床改修工事を行いました。また、火力の強い最新の中華レンジと、餃子を短時間で冷凍できる急速冷凍機も導入しました。この中で私が一番皆さんに自慢したいのは、急速冷凍機です。どうすれば餃子をより美味しくできるのかを毎日考え続け、辿り着いたのが、美味しいレシピだけではなく、その美味しさを瞬時に閉じ込める冷凍技術でした。今年の目標のひとつだった、改修工事と設備導入を同時に実現できたので、嬉しくてまたまたコーラを2本飲みました。2週間連続(笑)。
リニューアル後の店内(主に床部分)
皆さんに自慢したい急速冷凍機
工事期間中に、スタッフと一緒にランチに行った時の話なのですが、そのスタッフから、「4月1日から清緑園は9年目に入りますね。今回の改修工事は、節目の時期でタイミング的にちょうどよかったですね。」と私に言いました。そうでした!清緑園はもう8歳です!
こんなちっぽけな会社、ちっぽけな店ですが、なんとか8年間もやってこられました。しかもそのうち丸々3年間はコロナの影響を受けていました。飲食業界の経験が全くなかった私が、よく8年間も生き延びてこられたなと、自分でも信じられないです。がんばってくれるスタッフや、いつもご利用いただいているお客様、温かく見守ってくれる方々に恵まれているおかげです。私は本当に幸せです。100年企業まであと92年間。そこまでやり続けられるかどうか分かりませんが、確実に言えるのは、私が経営者であるかぎり、お客様やスタッフを大事にし、いつも応援してくれる皆様、そして社会に恩返しできるようにがんばり続けるということです。
厨房のガス工事をしてくれたご年配の職人さん、テキパキと仕事をされている様子を見てとても感心したので、声をかけてみました。そしたら、とても深く、いい話を聞けました。この職人さんは昭和48年(1973年)からガス配管関係の仕事を始めたそうです。もう70代後半なので、いつ仕事を辞めてもいい年だと思うのですが、周りの人たちに「辞めたらダメ」と言われ、今でも毎日いろんな現場に呼ばれているのだそうです。なぜそんなに人気なのですか?と聞いたら、「私は面倒な仕事でも嫌な顔を絶対しないからですかね。大事なのは技術とハートですよ!」と答えてくれました。本当に刺激を受けました。この職人さんが言ったことは、恐らく仕事や商売をする上で最も基本的かつ重要なことだと思います。
このコラムを配信するのは4月1日、ちょうど9年目に入る日です。美味しい料理と餃子、そして温かいハートで商売を続けますので、皆様、引き続き温かく見守っていただければ幸いです。
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