栄養顧問のためになる話

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健康食品で健康被害にあわないために

 「天然」「自然」「食品由来」「ナチュラル」という言葉は科学的に安全を意味するものではありません。

   自然界には多くの毒を持った生物や植物が存在します。例えば、煙草や麻薬も天然由来ですし、ふぐ、きのこ、ジャガイモの芽などにも有害物質が含まれています。普段食べている食品に含まれている成分であっても、継続的に大量摂取すれば健康被害に繋がる可能性があります。

   現時点では、健康食品を長期間摂取した場合の安全性や健康影響が人で実証されていないのが現実です。健康食品の摂取は基本的に自己判断で行うものであり、その効果や健康被害について確実な情報がない中での選択となります。特に、普段から薬を服用している方は注意が必要です。こうした場合、かかりつけ医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

   私の個人的な見解ですが、健康食品の摂取については「効果を感じなければ止める」「価格が高いと感じたらやめる」「飽きたらやめる」という柔軟な姿勢が丁度良いかもしれません。

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