1日に必要な水分の約5割を、人は食事から取っています。従って、3食しっかり食べることが、熱中症の予防にも繋がっているのです。特に重要だと捉えているのは朝食です。
人が寝ている際にかく汗の量は、最大でコップ一杯分にもなっているといい、実は毎朝、軽度の脱水状態になっているのです。ダイエットなどで、朝食を減らしたり抜いたりすると、水分や塩分が補給できず、少し活動しただけでも熱中症のリスクを上げてしまいます。
そんな中、どのような朝食がこの時期に適しているのでしょうか。
100gあたりに含まれる水分は、ごはんで約60g、トースト(焼いた食パン)で34g。ご飯の水分量は、トーストの約2倍という結果に。
朝食は和食がおすすめです。
みそ汁・煮物類(野菜)など、水分の多いおかずと組み合わせることで、十分な水分補給が可能になります。
飲み物ではなく、食事から1日の約半分もの水分補給をしているということに、気づいていない人も意外と多いのかもしれません。
食事をきちんと食べるということは、栄養だけではなく、塩分、水分、ビタミンやミネラルもとれるということです。特に、朝食を抜くというのは非常にリスクが高いことになります。夜中なにも食べないで、朝食も食べないというのは、とても長い時間水分を補給していないことになります。
また、パンが悪いという訳ではなく、パンを食べるならサラダやスープを添えるなど、工夫することで、和食でなくても、リカバーすることができますよ。