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青春とリレー

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    先週金曜日、娘の学校の体育祭に行って来ました。終日、体育館の椅子に座りお尻が痛かったことを思い出し、いったんは、「今年は行かないよ」と娘に宣言したのです。すると娘から「パパ、私の青春を一緒に味わってよ」と言われ、今年も行くことにしたものでした。

    多くの種目の中で、私が一番見たかったのはリレーです。娘はクラス別と部活リレー対決の選手に選ばれていたので、娘の走る姿を見たかったです。リレーが始まるとクラスメイトや保護者が一体となって応援し、会場全体が嵐となって盛り上がります。

     娘の走る姿を見て、ちょっと昨年より体が重くなり、スピードが落ちているのではないかと思いました。しかし娘にはそんなことは言いません。頑張って走ってきた姿を見て、「よく頑張ったよ」と褒めてやりました。

懸命に走る娘の姿

     私は学生時代、運動会では必ず、リレー選手に選ばれました。どちらかというと短距離よりも長距離が得意でしたが、短距離のダッシュもそれなりに得意でした。中学3年生の時に、リレー選手として最後の100メートルを走った時は、走りのリズムが崩れて転倒し、左膝に大怪我をしました。いまでも傷跡が残っていますが、たまにこの勲章のような傷跡を見て、学生時代を懐かしく思い出します。

    リレーは走りの速いメンバーが集まり、最終的に速い順で勝敗が決まると思われるかもしれませんが、実はチームワークと作戦力で勝敗が決まる競技だと思っています。

    リレーの重要なポイントはバトンタッチです。これがうまく行かないと、全体の成績に影響します。だからバトンタッチは一番練習をしました。さらに重要なポイントは出場の順番です。他のクラスの練習をみていると、相手選手の実力が大体わかり、自分たち4人の出場選手の順番を決めていきます。選手の順番によって、最後の最後に逆転勝ちの可能性が出てきます。私は一度4×200メートルリレーのアンカーを任され、ゴール直前に先を走る選手を抜き去って勝ったことがあります。あの時の喜びや感動、場内のあの熱烈な拍手、いまでも心の中で喧騒となって思い出されます。

    体育祭が終わり、昨年と同じようにお尻が痛くなりました。私は娘に「来年は絶対に行かないよ」と宣言しました。しかしすぐに、「中学生最後の体育祭だから、来てよ」と言われました。この一言に負けて行くしかないのです。

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