11月1日、弊社栄養顧問の江副貴子先生が清緑園で防災食をテーマにセミナーを開催しました。短い時間ではありましたが、十数名の参加者に防災食の重要性を知っていただき、実際に調理した防災食の試食もしてもらいました。防災食という名前ですが、なかなかの美味しさで絶賛されました。
ポリ袋ご飯の作り方を説明する江副貴子先生
今回の防災食レシピで作ったお湯ポチャプルコギ丼、天然だしの乾物味噌汁
日本に来る前は、地震を経験したことがありませんでした。日本に来てから少しずつ地震に慣れてきましたが、2011年3月11日の地震で初めて怖いと感じました。あの日、飯田橋でセミナーに参加している途中に地震が発生しました。最初の揺れの後、講師の先生は「昨日、地震の夢を見た」と冗談を言いましたが、その話が終わった途端、さらに大きな揺れが始まり、それが長く続きました。目の前にあるすべてのものが形や位置を変えながら、異様な音を立てました。他の人と同じように机の下に潜って身を隠し、揺れが収まるのを待ちました。少し落ち着いた後、すぐに携帯を取り出しましたが、携帯を持つ手は震えが止まらず、冷たかったです。
あの地震の直後、特に食事で困ることはなかったと記憶しています。しかし、これからいつ来るかわからない首都直下型地震が発生した場合、どうなるかわかりません。その危機感から、現在清緑園では従業員の分も含めて、約一週間分の食料や水、簡易トイレを備蓄しています。
今回の防災食セミナーを通して、多くの気づきがありました。災害時には肉体的にも精神的にも疲れが生じるため、温かいものを食べたくなりますし、栄養の補給も必要です。さらに、行政に頼るのが難しいことも多いため、ほとんどの場合は自助が求められます。セミナーを受けてすぐに、カセットコンロを2台追加で購入し、乾物や賞味期限が7年の牛肉缶詰も備えました。実際に災害が発生した際には、防災食のレシピに沿って調理できるよう準備を整えておきます。
江副先生の了解を得て、このブログにて防災食セミナーで使用された防災食レシピを皆様に公開します。ぜひメモに保存しておき、万が一の際に役立ててください。防災食や防災食レシピについてもっと知りたい方は、直接江副先生にご連絡ください。
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