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続けることの秘訣

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 今年の初めに、毎週2回朝ランニングをするという目標を立てました。しかし、問題がありました。私は早起きが苦手です。そのため、この目標を立てた時点で、また三日坊主になるだろうと予想していました。

 どうにかして早起きする方法を考えました。そこで思いついたのが、「儀式感」と「自分へのご褒美」という二つのキーワードです。

 まず儀式感を求めるために、家の近くでは走らないことを決めました。特別な日には高級レストランを選ぶように、朝のランニングの日を特別な日にするため、特別な場所を選びました。そこで自然に思い浮かんだのが皇居でした。

 以前、アルバイトをしていた時に知り合った年配の方が、東京の地理や歴史に詳しく、いろいろな話をしてくれました。その方は、皇居は龍穴の上にあり、この龍穴は富士山と秩父山系のエネルギーの流れの終点であると言っていました。皇居自体がエネルギーに満ちた場所で、そこで走るとエネルギーを吸収できるのです。

 次に自分へのご褒美として、走った後に気持ちよくシャワーを浴びて、美味しい朝食を食べることを考えました。検索してみると、皇居周辺にはランナーのための更衣室やシャワー施設がたくさんあることがわかりました。これでシャワーの問題はすぐに解決しました。そして、美味しい朝食のために、何度か通った後、神保町近くのコーヒー屋を見つけました。そこでは手挽きのコーヒーがとても美味しく、毎回のランニング後には、氷なしのオレンジジュースと熱いコーヒー、その場で焼かれるパンケーキ、一冊の本とイヤホンから流れる音楽、そして誰にも邪魔されない一時間が自分へのご褒美となりました。

 朝のランニングの日は水曜日と日曜日に決め、半年以上続けているうちに、この二日が一週間の小さな楽しみになりました。今は若い頃のランニング選手としての風格は失いましたが、何度か走るうちに、5キロを完走できるようになりました。速く走ることはできませんが、走っている最中に他のランナーを追い越すこともあれば、追い越されることもあります。時には追い越してきた人に対抗したくなることもありますが、体力が追いつかず、そのまま自分のペースで走り続け、完走の喜びを感じます。

 走る途中で若い警官と「おはようございます」と挨拶を交わしたり、堀の古木や高層ビルの投影を見たり、沿道の花々を楽しんだり、春の桜の花びらが顔に優しく舞い降りる感覚や、夏の汗だくの感覚を味わいました。これから来る秋冬の別の感覚も楽しみにしています。

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