栄養顧問のためになる話

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若い方への栄養学

   若い人からよく「やせたい」、「筋肉をつけたい」という声を耳にします。日本の若い女性の課題は「やせ」(BMI18.5未満)です。 

   成人女性のやせの割合を比較したところ日本人は、先進国の中で最も多かったという結果が出ています。若い女性の食生活で足りない栄養素としてエネルギー、たんぱく質、ビタミンB群、鉄、カルシウム、食物繊維が上げられ反対に摂りすぎている栄養素は、コレステロールと脂質です。不足した栄養素を補うためサプリメントを適正に摂取できている割合は10%だともいわれています。

   やはり経済的でリスクが少ない健康法は、よく噛んでバランスのいい食事を摂ることに限ります。そんな若い方におすすめする食材は、3つ。

   1つ目は、問題となっているエネルギー不足解消に役立つのはなんと言ってもご飯です。ご飯は、塩分を含まないことがいいところ。おかずだけで空腹を満たすとすれば塩分、糖分、脂肪の過剰につながります。糖質≒太るというイメージが拭い切れない方多くいらっつしゃいますが糖質は大切な脳のエネルギー源、脳みそはプロテインでは働かないことも抑えておいてくださいね。

  2つ目は、牛乳です。価格も比較的安定しておりこれも塩分を殆ど含んでいません。

   牛乳は、たんぱく質とカルシウムを多く含んでいるだけでなく特にカルシウムの吸収率は抜群です。また牛乳に含まれている脂肪は、中鎖脂肪酸といい比較的身体に吸収されにくい脂肪であることなどいいことづくめだと私は捉えています。

 3つ目は、野菜をたべること。野菜に含まれているビタミン、ミネラル、食物繊維は、身体の調子を整えてくれて必要な栄養素の吸収に役立っています。

 今後は、主食、主菜、副菜の揃った食事をとるように心がけましょう。

 バランスのとれた食事を摂ることで将来の自分は勿論、次世代の健康にもつなげがります。若いうちから健康的な食習慣を身に着けていくことを切に願う巣鴨餃子顧問管理栄養士からの提言でした。

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