栄養顧問のためになる話

栄養顧問のためになる話

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インナーケアの重要性

 初めまして、清緑園・顧問管理栄養士の江副貴子です。

 これから月2回、皆様の心と体の健康をサポートする情報をお届けします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 今回のテーマは、人生100年時代を健康で豊かに過ごす方法について、管理栄養士の観点からお伝えします。

 現在59歳の私は、50歳を超えたあたりから、目や歯、耳の機能が低下してきたことを実感しました。実は、人間の身体は、約50年の耐用年数で設計されていると言われています。戦前の日本では平均寿命が50歳でしたが、現在はその寿命が大幅に伸びて、「人生100年時代」を迎えています。この50年耐用年数の身体で、100年近く生きる時代に私たちは存在しています。

 50歳を過ぎ、残りの50年をどう過ごすかは、メンテナンスが鍵となります。疾病の原因は、「遺伝要因」から「習慣要因」へと徐々にシフトしています。この習慣要因の中でも特に「インナーケア」は重要です。インナーケアの中心は「規則正しい食事」と「栄養バランスのとれた食事」です。体調不良や生活習慣病の原因を単に遺伝と考えていませんでしたか?しかし、50歳を過ぎると、その要因は遺伝から環境へとシフトしてきます。食生活の改善は、1日3回の食事を通しての積み重ねです。五大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)が毎食取れているか確認し、健康的に食事を摂ることで、充実した100年の人生を送りましょう。巣鴨餃子でのご縁を持つ皆様が、より健康で豊かな生活を過ごせることを心から願っています。

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