栄養顧問のためになる話

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「もしも」のときも「いつも」のおいしさを

 災害が起きたとき、たとえライフラインが遮断されても、「食べること」は止められません。
 むしろ、そんなときだからこそ、温かい食事が心と体の支えになります。

 ところが、被災後すぐに避難所に入れる人の割合は、自治体によっては人口の10%未満ともいわれています。
つまり、多くの方にとって「避難所」とは、自宅や知人宅、車の中、あるいは屋外での野宿になる可能性があるのです。

 そんなとき、すぐに役立つのが「冷蔵庫にある食材」。
 停電で冷蔵庫が使えなくなると、まずは中にある食品から消費していくのが賢い選択です。

 もしもその冷蔵庫に「巣鴨餃子」があったなら。
 巣鴨餃子には、糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルといった栄養素がバランスよく含まれています。
非常時でも、しっかり栄養をとることができる頼もしい一品です。

 今回は、そんな巣鴨餃子を、防災シーンでも無理なく、おいしく調理できる方法をご紹介します。
 ライフラインが止まっていても大丈夫。水も燃料も節約しながら作れる「ポリ袋調理」です。


【災害時に役立つ!巣鴨餃子のポリ袋調理】

〈準備するもの〉
・カセットコンロ
・鍋
・ポリ袋(耐熱タイプ)
・水

〈材料〉
・巣鴨水餃子 4個
・水 200cc

〈作り方〉

  1. ポリ袋に餃子と水を入れ、できるだけ空気を抜きながら袋の口をしっかり縛ります。

  2. 鍋に水を半分ほど張り、袋ごと入れて15分ほど加熱します。

  3. 袋を取り出したら、できあがり。

✅ ポリ袋調理なら鍋が汚れず、洗い物が出ないので水の節約にもつながります。


被災後に、ふっくらとした手作り餃子を口にできること。
それは、体を温め、気持ちをほっと落ち着かせ、前を向く力をくれるはずです。

ふだんのおいしさが、いざというときの安心につながる。
「備える」ことは、「守る」こと。

ぜひ、巣鴨水餃子を冷凍庫の“防災リスト”に加えてみてください。

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