栄養顧問のためになる話

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酷暑のダイエットはご用心

  「暑い」と言わない日が続いている今年の酷暑。皆様いかがお過ごしでしょうか。

  「今年の夏こそダイエットをしよう」と思っていらっしゃる方いませんか。猛烈な暑さの中、むやみに食事を減らすのはとても危険です。自分を振り返ってみてください。そもそもこの夏の暑さで食欲は減退気味ではないでしょうか。

 食欲減退を「痩せて丁度いい」なんて思っているとエネルギーや必要な栄養素が不足して体力が落ち夏バテを招いてしまいます。夏は「今までよりも少し食べ物を減らす。お菓子をたべない。」くらいの感覚で体調を見ながら無理せず行うことがポイントです。

 よく耳にする悩みで「食べていないのに太る」と仰る方が少なくありません。しかし食事内容を詳しく聞き出してみると主食を減らした分、おかず、おやつ、甘い飲み物などが増えていて全体のカロリー摂取は減っていないことがよくあります。特に肥満の方は食べる量を減らしていると思い込んでいても実際には食べていて、それを忘れているだけである事例が報告されています。

 先ずは、自分の「健康的な体重」を知り自分が痩せる必要があるかどうかを判定してみましょう。

BMI(body  mass  index) 体格による肥満度の指標
BMI=体重(Kg)÷(身長(m)×身長(m)

※自分で計算しなくても無料で計算してくれる無料ネットアプリが沢山あります。そちらを使うと簡単に計算できます。

年齢別のBMI目標値(目安)

  • 18~49歳: 18.5~24.9
  • 50~64歳: 20.0~24.9
  • 65~74歳: 21.5~24.9
  • 75歳以上:21.5~24.9

★日本人の食事摂取基準(2025年度版)策定検討報告書58ページ表1より

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