清緑園では最近、業務が共に忙しくなりアルバイトを募集しました。意外にも2000年以降に生まれた応募者が多く、何名かのZ世代の中国人留学生と接する機会がありました。
Z世代とは中国では1995年から2009年に生まれた若者を指し、日本では1996年から2012年に生まれた若者を指します。私自身は1982年生まれで、Y世代(1980年から1995年に生まれた人々)に属しています。普段は自分と同世代やそれより年上の人たちと交流することが多いのですが、今回20代前半のZ世代の若者たちと交流したことで、彼らとどのようにコミュニケーションを取れば良いかを少し理解することができました。
例えば、24歳のAさんは面接に来ましたが、来日して1年未満で日本語はほとんど話せませんでした。「なぜ日本語を勉強しないのか」と尋ねると、「焦らず、1年経ってから勉強する」と答えました。さらに、両親からの仕送りで生活しており「お金に困っていないため、この1年間は日本語を使わない仕事を経験した」ということでした。
23歳のB君は面接を経て研修を開始しました。出勤初日にスタッフの一人が「頑張ってね」と声をかけたところ、「なぜ頑張るの?」と返されました。この答えには30代後半のスタッフも言葉を失いました。B君も両親からの仕送りで生活しており、普段はゲームに明け暮れていましたが、このままではいけないと感じ、仕事を通じて体を鍛えたいと考えていました。
この二人の事例から、Z世代は自己表現を重視し、伝統的な「頑張る」精神よりも個人の幸福や心の充実を優先する傾向があることがわかります。彼らとの交流は、異なる世代間での価値観を理解し、受け入れることの大切さを教えてくれました。
Y世代やそれ以前の世代が労働を通じて自己実現を目指していたのに対し、Z世代はより柔軟で個人の価値観に基づいた働き方を求めているように感じます。私から見て、まるで子供のように見えるZ世代ですが、彼らの価値観を理解しつつ、肯定的に接して彼らの成長をサポートしていくことが大切だと思いました。
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