キャッシュレスは日本よりも中国の方が進んでいる。それはうすうす感じていましたが、今回の上海一週間出張で、いやというほど実感しました。
簡単に言うと日本から持参していたスマホにWeChat PayやAlipayなど現地の支払い方法を設定できなかったため、大変不便を感じ、たびたび友人に助けられました。
たとえば、タクシーを捕まえようとしてもなかなか停まってくれません。ようやく停まったと思ったら、すでに誰かが予約していた車でした。結局、友人に頼んでライドシェアを呼ぶことにしました。映画を見に行く際にも、オンラインで事前にチケットを予約・購入する必要がありました。映画館に行って現金払いすることはできますが、オンライン価格のほぼ倍の料金がかかります。予約しないで映画館に行っても満席かもしれません。友人に映画チケットの予約をお願いしました。親切な友人は、私の好きなキャラメルポップコーンとコーラまで注文してくれました。
中国に「在家靠父母,出外靠朋友」という諺があります。「家にいる時は親を頼りにし、外に出たら友達を頼りにする」という意味です。これを思い出し、何度も助けられた友人に感謝した日々でした。
中国では、法律で紙幣の使用を拒否することはできませんが、キャッシュレスが主流となっているため、支払いをするたびに「現金でも大丈夫ですか?」と尋ねることにしました。幸いにも、現金はどこでも使えましたが、もらう方も支払う方も何となく違和感を感じました。もはやキャッシュをやり取りする時代ではなくなったのです。
2年前に実家に帰ったときは、父の携帯電話を借りて何の不自由も感じませんでした。しかし、今回は日本からスマホを持参したため、キャッシュレスを利用できずかなりの不便を感じました。
中国の便利さと私の不便さを経験しましたが、スマホにWeChatやAlipayを登録し、海外のクレジットカードを紐付けることができれば、多くの不便は解消されるでしょう。
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