栄養顧問のためになる話

栄養顧問のためになる話

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猛暑の夏が与えてくれたもの

   現在の日本は、世界トップクラスの平均寿命と健康寿命を誇っています。そして超高齢社会、地域格差、孤食、低栄養、メンタルヘルス、災害支援などの問題に直面しながらもあらゆる現場において栄養改善がなされきたということを感じたことがありますか。

  改めて考えると「栄養こそ命を支えるインフラ」だと思います。

  今年の夏は史上最も暑い夏となり気温の上昇に加え物価も上昇しました。

  このことは、地球環境と人類の健康を調和させる包括的な変革を促す時が来たと捉えずにはいられません。

  今こそ私たちの「食べ方」「作り方」「考え方」を根本から見直す第一歩を踏み出してみませんか。

  米をはじめ農産物の不作、畜産物の生育不良、水産物の不漁などニュースをみればマイナス要因ばかりですがここにこそ「解決策」があると捉えています。

  私の気づいた小さな取り組みは猛暑でも元気に育ってくれた野菜「オクラ」の活用方でした。今年の夏のオクラは、価格も安定し味もいいものばかりでした。

  お陰様でオクラの茹で方や切り方を工夫して色いろな調理法に挑戦することができ食卓が楽しくなりました。

  オクラの原産地はアフリカ。暑さに強いのも頷けます。

 そもそも環境が変わるということはストレスがかかるものです。気候変動、地球温暖化という環境下に置かれた今を生きる私たちであるがこそ食の創造性と持続可能性を結び付けながら食と健康の未来を作りあげていきたいとおもいます。

 気候変動と地球温暖化という大きな問題から解決策を見出して未来の私たちが「なりたい自分の姿」を想像してみませんか。

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