栄養顧問のためになる話

栄養顧問のためになる話

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白黒つけない食のはなし

 良い食品を選び、悪い食品を避ける。

そんな白黒はっきりした仕分けが解りやすいので、書籍やSNSでも多く発信されています。でもそれは、間違いです。そもそも世の中の食品全てが人間の為を考えて生存していないことにお気づきでしょうか。食品の中に含まれる成分は栄養その他、残留農薬や食品添加物、土壌から吸収した重金属、栽培や保管時に発生したカビ、加熱調理時に発生する発がん物質などをひっくるめて私たちは食品として食べています。リスクゼロの食品などなく、食品をいいか悪いかで分けることは不可能です。また人工合成は危険で天然自然は安全ということも違います。その証拠にタバコや麻薬は列記とした多くの人が好いと考えてる自然由来であることになります。

 食品に含まれる栄養素、カビ毒や残留農薬をはじめとする化学物質、人間に有害な微生物は全て「ハザード」と呼びます。このハザードを食べた時の身体への悪影響すなわちリスクの大きさは、ハザードの毒性の強さとそれをどれくらい食べたかによる摂取量によって決まります。ハザードを食べなけれればリスクゼロですが、食品には様々なハザードが含まれており、ハザードゼロにはできません。

 そのハザードを如何に回避していくかは、好き嫌いなく様々な食品を食べる事、毎日栄養バランスをとるために様々な食品を組み合わせること、また一年を通して旬の食事を取り入れる事がハザードを回避する鍵を握っています。

 好き嫌いなく食べること、それは化学物質、残留農薬、自然毒からリスクを回避し自身を守ることにもつながっていたのです。

 生涯を通して様々な食品や調理法と出会い豊かな人生を送りましょう。

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