栄養顧問のためになる話

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中性脂肪を味方につけよう!

 中性脂肪は、肉や魚などの食材に含まれる脂質の一つで、私たちの身体にとって重要なエネルギー源です。運動時のエネルギーとして使われるほか、体温を保つ働きもあります。しかし、摂りすぎると血液中の中性脂肪値が上昇し、生活習慣病のリスクが高まってしまいます。

 特に、中性脂肪の値は食事の影響を受けやすいため、健康診断直前に暴飲暴食をすると数値が跳ね上がります。心当たりのある方もいるのではないでしょうか?

 そこで、中性脂肪が高くなりがちな生活習慣を7つ挙げてみました。チェックしてみて、当てはまるものがあれば少しずつ見直してみましょう。

中性脂肪が高くなりやすい生活習慣 7つ

  1. お酒が好き(特にビールや日本酒は中性脂肪を増やしやすい)
  2. 脂っこい食事が多い(揚げ物やこってりした料理が多い)
  3. 運動不足(座りっぱなしが多く、歩く時間が少ない)
  4. 睡眠不足(寝不足は代謝を低下させ、中性脂肪の燃焼を妨げる)
  5. 甘いものが好き(スイーツやジュースは中性脂肪のもと)
  6. 果物をよく食べる(フルーツも食べすぎると糖質の摂りすぎに)
  7. つい食べ過ぎてしまう(食事の量をコントロールできていない)

今日からできる!中性脂肪を下げる食事の工夫

中性脂肪の値は、食事の見直しで比較的短期間で改善しやすいと言われています。放置すると悪玉コレステロールや血圧、血糖値にも影響し、腎機能の低下につながることも。気づいた今が、改善のチャンスです!

そこで、すぐに取り入れやすい 2つの食事のポイント をご紹介します。

  1. 1日3食、栄養バランスのとれた食事を意識する
    主食(ごはん・パン・麺)、主菜(肉・魚・卵・豆腐など)、副菜(野菜・海藻・きのこ類)をそろえることで、栄養の偏りを防ぎます。特に タンパク質をしっかり摂る と、満足感が得られやすくなり間食を減らせます。

  2. 野菜を意識して多めに摂る
    野菜に含まれる食物繊維は、脂肪の吸収を抑えたり、満腹感を持続させたりする働きがあります。
    おすすめの取り入れ方
    ✅ 食事の最初にサラダや温野菜を食べる
    ✅ みそ汁やスープに野菜をたっぷり入れる
    ✅ おやつに野菜スティックを食べる

 特別なことをする必要はありません!
 普段の食事を少し意識するだけで、健康は大きく変わります。無理なく続けられる方法を取り入れて、健康的な生活を目指しましょう!

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